日本のそこそこの規模の会社は、地方に工場、東京に本社を持つという形態が多い。
地方の工場は、低賃金のブルーカラー、自動化された製造ラインは高い生産性を持ち、最低限の人数で運営されている。一方、東京の本社は、高賃金のホワイトカラー、そして、世界的にも生産性が低いとされている。
地方の贅肉がそぎ落とされた工場とムダの多い本社、どちらが多く地方の財源を潤しているのか?
答えは、ムダの多い本社だ。
例えば、事業税を見ると、事業税は分割基準というのがあって、本社と地方の工場とで分割按分して税を収める仕組みで、一見地方にも公平に税が納められるように見える。
しかし、その分割基準に公平性はないと言わざるをえない。
資本金1億円以上の会社の場合、工場の従業員数の1.5倍にして、本社従業員数と税を按分して納税する。資本金1億円未満は、1.5倍はなく、単純に従業員数比で按分する。
自動化された工場は、従業員は少なく運営が可能なので、その工場のある地方に収められる税金は少なくなってしまうのだ。
工場で、自動化され、あるいはQC活動でムダが省かれ、合理化されればされるほど、地方に納税される割合が減り、東京の納税分が増加することになる。
また、工場から出る公害などや原発のようなリスクの高い環境も地方へ押し付け、東京だけ安全、便利な環境が進んでいく構造だ。
従業員数を基準にした按分の考え方を見直すべきだ。
計算は難しいかもしれないが、付加価値をどれだけ生み出したかを基準にすべき、そして、環境への害やリスク負担分も基準に盛り込むか、別途、配分する仕組みが必要ではないか。
by ma-4649
東京に富が集中する構造をこの…